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秋田県は秋田市の南、山形県とも堺を接し、海に面した由利本荘市に齋彌酒造はあります。 創業明治35年、雪深いこの地の冬景色を表現した日本酒「雪の茅舎(由利正宗)」はその土地を、ふるさとを強く感じさせるお酒です。創業当時のまま残る齋彌酒造の蔵や二階に洋風のデザインを取り入れた独自の意匠を持つ店舗などは、国の登録有形文化財に登録された貴重な建造物であり、その気品すら漂う厳かな蔵一帯がこのお蔵様の造りや酒質の気質を物語っております。全国新酒鑑品会において数々の受賞歴は秋田県一。毎日歴史の一ページを更新し続けています。 「雪の降る夜は温かい」 私も雪国の住人ですが、好きなものの一つに「冬に感じる空気感」があります。冬は木々を枯らし世界を包む空気からも水分を奪っていきますが、雪はそこに潤いを与えてくれます。雪に囲まれた中で鼻から深く息を吸い込むと鼻腔を過ぎ口中に溜まるころにはほのかな甘ささえ感じさせてくれます。雪の降る夜は凍てつく鋭い寒さというよりはちょっと柔らかい優しさを感じます。3年前、初めて「雪の茅舎」に触れたときは正にこの雪の中で吸い込んだ空気感でした。凛として品があり、透明感のある綺麗な旨味。包んであった新聞を破り、ラベルを確認した時の驚き。「え?これ山廃?」 正直生酛、山廃系のお酒は個性が強いものが多く、試飲をせずにお買い上げいただくのにはちょっと難しいと考えておりました。このお酒を飲むまでは。これまでの生酛、山廃のイメージを変えてくれたのがこの「雪の茅舎」でした。一口含んだ時に舌先に感じるぷるんとした感触はどこからくるのか。まるでお酒がベールをまとっているかのような濃密なのに重くない、旨口なのにくどさが無い。そして山廃ならではの酸がこれまた複雑なのに綺麗。女性に大人気なのも頷ける癒し系の一本です。 秋田の郷土料理と合うんだろうなあ〜。
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ふるさとの酒 ぜんこうじや