丸世酒造

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この蔵元様の特徴は何といっても「もち米四段仕込」です。

丸世酒造店は、明治3年創業で、約140年続く老舗の蔵元になります。 明治維新直後でまだ日本が政権交代により混乱の真っただ中。 初代関申七郎様が「世の中が丸くなりますように」との願いを込めて名づけ、酒造りを創めた、古来からの製法にこだわった酒造店です。


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-米-

酒米は長野県産米を酒質に合わせて磨き上げています。現在は本醸造から大吟醸まで美山錦を中心に使用。仕込み米全量の約1割をもち米とした、通常「麹」「米」「水」を三回に分けて量を増やしながら仕込む従来の方法(三段仕込)に四回目(四段目)を増やし、その際もち米の甘酒を加える事で、柔らかでコクのある『旨口』の酒に仕上げます。さらに甘酒ではなく、蒸し上がったもち米をその場で大きなおにぎりにして熱いうちにタンクに仕込む「熱掛け四段仕込み」も、きれいな甘さと旨みを持つ、人気のお酒です。


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-今、そしてこれからの酒造り-

現在は親子2代で酒を醸し、伝統の酒造りと味を踏まえながら、新しい味わいのお酒にもチャレンジされています。味わいの酒類もこれまでの「甘み、コクの癒し系」と、「さらっとやや辛口系」もあったりします。酒米同様、もち米もしっかり磨いて雑味を取り、濃醇なのにスッキリした味わいになるよう進化させています。

息子さんが同じ生まれ年(昭和59年)の蔵元後継者仲間と創った59醸会(ごくじょうかい)は、毎年新しい酒をリリースして話題を集めております。ここのお蔵は夏を越した頃が「飲み頃」になるお酒も多く、熟成度を楽しむファンも多いんです。受け継がれてきた製法を守りつつも、さらに進化させ、今に合うお酒を醸し続けます。