湯川酒造

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木曽路は山の中。この言葉通り木曽谷の奥深く、薮原宿の片隅に株式会社湯川酒造店の酒蔵があります。創 業は慶安3(1650)年、2代目湯川九郎右衛門様により酒造業が始められました(長野県では2番目の老舗酒蔵 )。

木曽谷の約9割は森林地帯です。新潟の様に米どころであり、必然的に酒造りもその地域に根差した産業とるところもあれば、耕作地の狭い木曽地域では米を作る事ができず、米年貢(米の年貢)の代わりに木年貢(木 の年貢)が課されていました。木曽ではお米と同等の価値を持って木そのものが取引をされていたそうです。

森林資源が木曽地域の人々のくらしを支えてきました。また、価値の高い森林資源を流通させることで、今 度は逆に多くの米が木曽谷に入ってきたそうです。その米を利用する産業のひとつとして酒蔵が存在し、木曽 地域の経済循環のひとつとして発展してきたのでした。湯川酒造店様の持つお蔵としての赴き、重厚な佇まい は木曽地域に根差したものなのでしょう。


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-米-

湯川酒造様のフラッグシップである「木曽路 純米大吟醸」は兵庫県東条地区(特A産地)の契約栽培米「山田錦」を使用。35%まで磨かれた味わいはクリアで華やか。出品大吟クラスが並びます。そしてやはり主力は 県内産の「ひとごこち」「美山錦」を純米酒に、希少な「金紋錦」は純米大吟醸にと使い分けられております 。

特別純米の「燦水木」は木祖村で作付けされている「ヨシネロ」という品種。木曽に生き、木曽を愛す人々 の思いが詰まったお酒です。


-水-

湯川酒造様は折に触れて当蔵を「日本で最も星に近い酒蔵」と表現されます。

山深く囲まれた酒蔵の立地は標高936m。想像以上の高地です。酒造期の中でも極寒の12月〜2月頃にはマイナス18℃まで気温が下がり、大変厳しい環境ではありますが、代々ここ木祖村でこそ培われてきた寒さに強い 酒造技術により、あのふくよかで優しさあふれる酒が生まれるのでしょう。

木祖村は太平洋に流れ込む木曽川源流の里でもあり、仕込水にも使用している豊富な井水は木曽の自然に育 まれた宝物。この清らかな水こそが甘口といえども透明感のある味わいを造り出しているのでしょう。


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-今、そしてこれからの酒造り-

もうかれこれ10年以上も前でしょうか。いやもっと前かも。何かこの純米酒旨いなぁと。当時新潟の淡麗辛口が全国を席捲していた頃に飲んだ一本。とろみの甘旨。でも透明感があって重くない。味幅が厚いのに軽やか に飲めてしまう。良いお酒だなぁと思っていました。当時の営業さんに理由をお聞きすると、「うちのこの純 米は麴歩合が3割なんですよ」との事。おっしゃるほど単純な造りではないと思いますが、成る程と。

お酒造り、特に味わいを決める重要な仕事が麴造りであるのはどのお蔵様も異口同音に語られます。全体の 造りで言うと使われるお米の2割程度が麴で8割が掛米という比率が多いそうです。大変な作業の麴はコスト的 にみても高単価。それを1割とは言え全体の1割となると子仕込みでも80〜90kgの増量となります。

ただしその分の味乗りは格別。木曽路さんは随分前から3割麴の純米酒を造ってこられました。 只の糖分を残した甘口ではない旨さがここにあります。お米の旨味をたっぷりと、でも軽快。 まだまだ進化が止まりません。

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