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今では全国で人気の大信州酒造様の特別限定酒「ヒカリサス」。コロナ禍での中でも希望の光を感じる瞬間を新しいお酒に託し命名しました。既に第6波がピークアウトしつつありますが、感染が広がる度にお酒の業界はひたすら耐え忍ぶ日々。そしてこのお酒は厳しい状況が訪れる度に発売され、我々酒屋もお客様も勇気付けてくれます。数えは其の陸(ろく)。今回もスペックは非公開ですが、利き酒をすると酒質は純米吟醸から上のクラスを感じます。それどころか、仕込みシリーズを凌駕するほどのポテンシャルです。この価格(特に1800ml)はかなり破格ではないでしょうか。其の参の時にも書きましたが、こんなの出されたら他のお蔵は大変だなぁと。香りはやや華やか。本生ですが、落ち着きと柔らかさを感じ、搾りたてとは思えないほどまろやか。中ほどから滑らかな酸で輪郭を整え、味の凝縮感を感じます。お蔵様の特徴である綺麗な旨味はしっかり、でも華やかで軽やか。封切直後は新酒特有の若い辛さが余韻に来ますが、翌日には消えていました。数日に分けてお飲みいただくのがお勧めかも。相変わらず酒が悪者扱いで、一年以上たっても全く先が見えない暗闇の中ですが、こんなお酒を醸してくださる蔵元様、それを商える事はまさに闇を照らす一条の光と感じます。蔵元様の想い、当店の想いも込めてお届けいたします。
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ふるさとの酒 ぜんこうじや